フランスでの暮らし① フランス流シンプルライフ

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整理収納アドバイザーの高野ひかるです。

若い頃に触れた価値観が、今も濃厚に影響していることありませんか?

私は大学生の時に2度ほど短期留学に行きました。
最初はフランス北部ルーアンという街。
学校に通いながら現地のお宅にホームステイしていました。

そこでの体験が、今の日常や仕事に大きく影響している!と強く感じています。
今日はそのお話を。

☆☆

初めてホームステイしたフランス・ルーアンのお家は築数百年の歴史ある邸宅↓

(脱線しますが、デジタルでの写真整理を進めていたので、十数年前の写真もすぐ出せました。ちょっと感動。。)

家の中も、大きな暖炉に猫足のバスタブに3階まで続く螺旋階段、と昔読んだ絵本の中に出てくるお家のようでした。

しかし暮らしぶりは至ってシンプル。

例えば食事。
休日はともかく平日の食事は大体パターンが決まっていました。

朝食はフランスパンにバター・チーズ・コンフィチュールにカフェオレのみ。
夕食も、簡単なサラダが前菜で、お魚かお肉をグリルしたメイン、あとはパンとチーズとフルーツと、ワイン。

お皿もあれもこれもとたくさん使わず
シンプルな白い平皿を使用。

調理時間も30分かかることはほぼ無く、後片付けもムッシュー(その家のとーさん)があっという間に終わらせていました。

ただ、それはとても豊かな食卓でした。

誰も途中で席を立つことなく、ゆっくり味わって食べて飲んで、今日あったことを覚えたてのたどたどしいフランス語で話す私を、皆がにこにこと聞いてくれていました。

☆☆☆

このフランスでの食卓を体験し、大きな衝撃を受けた私。
日本の我が家の食卓を思うと大きな違いがあったのです。

父と4人のこどもの為に、毎日様々な国の料理を代わる代わる何品も作っている母。
調理時間は毎回1時間以上はありました。

あれ取って、これ取ってと父に言われて
ゆっくり食卓に座っていない母。
食卓に最後に座って最初に立つ母。

食洗機もあるのに、洗い物に1時間近くかかっていました。

もちろん手伝ってはいましたが
仕事をしていた母の家事負担は相当だと痛感。

こんなに毎日何品も色んな国の料理を作らないとだめなのかな?
こんなに食器もグラスも沢山使う必要ある?
変わった形のお皿は素敵だけど洗いにくいし、しまいにくい。。
もっと母がゆっくり食事ができたらいいのに。
食後に一緒にゆっくりお茶したりできたらいいのに。

帰国後そんなことを強く感じていました。

もっと食事は質素でいいのでは?と母に言ってもその後変化はあまりなく、そんなものかな。。と月日が流れ。

そして今、自分が家庭を持って思うのは

負担と感じる家事や雑務は減らし、
自分が価値あると思うことに時間を使いたい!

ということであり、
その為には
フランスで体験したあのシンプルな食事がぴったりでした。

きっちり決めてはいませんが
手間のかかる凝った料理は外食、
季節感は食器でなく食材で出す、
と、ざっくりでもを決めると
必要な食器も、スパイスも、日々のメニューも絞られてきました。

そんなこんなで、料理があまり得意でないけれどヘルシー志向の私が作る我が家の食卓は年々シンプルかつ粗食化が進んでいます。
(そうはいっても育ち盛りがいるので粗食にも限度はありますが。。)

そして食事だけでなく、その他の部分でもフランス流?シンプルライフに衝撃とその後長く続く影響を受けることに。

この続きはまた次回に^ - ^

片付けの向こう側

モノもココロも整理して シンプルで豊かな生活を SimpleRich®︎シンプルリッチ 整理収納アドバイザー 高野ひかる

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